女子大願書不受理は違憲と提訴 栄養士志望の男性、性差別と - 47NEWS(よんななニュース)
そういえば、女子大というのは不思議なものだと前から思っていた。
そう思ったきっかけは、高校の時の恩師が女子大の講師になったから。
とても好かれている先生で、男子からも女子からも人気があった。
そんな先生が女子大へ。
男子はもう二度と先生の授業を受けられないのだなぁ、とぼんやり思ったのだった。
男女平等を謳う社会ではあるけれど、実際に平等なものというのは少ないと思う。
今回のこのケースだって、男女平等かどうかといえば、そう言い切れる人は少ないんじゃないだろうか。
逆に女性が思い通りにできないケースは、きっとこれ以上にある。
男というイメージ、女というイメージ、それぞれ何かしらあるのだから仕方ない。
未だに身分証明では「男・女」のどちらかに印をつける必要がある。
一人の個人としてではなく、属性で見られる。
世の中がその属性に対して持っているイメージを演じなくてはならない。
それが正しいことかはわからないけれど、今の世の中はそうなっている。
女性は、力仕事ができない。
事務仕事は女性がやるべき。
なんとなくそういうイメージをみんなが持っているんじゃないだろうか。
多くの人がそう思っている限り、世の中の仕組みは大多数側に合わせることになるのかもしれない。
たとえば医療事務。キャリアストーリーなどを見ても女性ばかり。
それは生物的に女性に事務の仕事が向いているというよりは、社会が女性に事務をやってほしいと望んでいる傾向が強いという、ただそれだけの話だと思う。
未だに女子大があるというだけでも、男女平等というのが難しいということがわかると思う。
難しい割には、男女の境をなくすことで生まれるものがいまいち見えてこない、気がする。
私は私に与えられた役目を全うすることに違和感とかつらさは今のところ感じていないのだけど、そうでない人たちには生きづらい世の中だなぁと思った。