春眠暁を覚えず、処女みたいな抵抗をして。

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心と身体

この土日は泊まりでデートだった。

といってもどこかに出かけるわけでなく、土曜日はお花見に行って、日曜日は向こうさんの家でダラダラのんびりと。

桜が綺麗でよかったこととか、花見の賑わいに紛れてわたしはやっぱり人混みのことが嫌いではないとか色々思ったんだけど。

それにしても春は眠い、という話。

泊りだから

いや、久々に泊まりで会って出かけて、向こうさんにもだいぶ期待をさせてしまっていたと思う。

実際期待してたんだろうな。申し訳ないことをした。

別に月の物がきたとかいうわけでもなく、わたしがただただ爆睡しただけ。

そう、眠っただけ。

だって……わたしの家のベッドに比べて向こうさんの家のベッドが良すぎた……。

わたしの家のベッドは、ホームセンターで一番安かったやつを買った。安物だ。

一方向こうさんの家のベッドは展示場で選んで買ったという。

高級ベッドじゃないか……。

おそらくここのやつだ。

英国王室とかこちとらヘルシングしか出てこないというのに……。

もうフカフカさのレベルが違った。

熟睡を超えて爆睡したと思う。たぶんいびきもかいてたと思う。

ごめんよ。

まあその時は「よく寝た~~~!」としか思ってなかったんだけどさ。

男女の同じ日常

ただ流石に自分の家に帰ってきて反省した。

同じ日常を過ごす喜びというのはあると思うけど、そこで自分と同じものが見えているわけではない。

当然、同じ日常のなかに求めるものだって違うはずだ。

わたしは安らぎを求めてたけど、向こうはもっと直接的な愛情に飢えてた。

それが悪いとかそういうことを言うつもりはない、求めるものが逆転することもあるだろうし。

むしろ、ちゃんと求めてるものをわかって、できる限りそれを差し出してあげられるようになりたいと思う。

わたしばかりあげるんじゃなくて、しっかりと自分の求めることを伝えて、同じくらいもらうということも忘れずに。

それが一番長続きして、お互いを傷つけない方法だと思う。

幸せの最大公約数……みたいな歌詞がどっかであったかもしれないけど、それだ。

日常を過ごせるのって幸せだな~っていうのはダラダラ漫画を読みながらだけど、すごく思った。

選ぶ漫画だって全然違う。わたしなら選ばないな~って漫画ばかり。

それでも、読んでみたら面白い。

そういう日常をこれからも大事にしていかないといけないな。と思った。