弟と背骨

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休日を使って、鴨居で一人暮らしをしている弟の家に遊びに行ってきた。

引っ越しの手伝いをしてから初めて遊びに行くことになった。

あれが3月のことだったから、時間が経つのは早いものだなと思う。

さすがに3か月近く生活していると、その部屋にも生活感というものが出てくる。

引っ越した当初はやたらとスカスカとしていた弟の部屋も、今では物が一通り揃い、今では人が住んでいる部屋、と言う感じになっていた。

弟が淹れてくれたお茶を飲みながら世間話をする。

「何か困ってることとか、ない?」

と聞いたら、弟はしばし考えたあと、

「あんまり眠れないんだよね……」

と言った。

「ん?さみしいの?ひとりで寝るのがさみしいの?」

「そういうわけじゃないんだけどさぁ……」

「ん?お姉ちゃんと一緒に寝る?いいぞ!おいで!」

そう言いながら弟のベッドに寝転ぶ。

と、同時に背中に走る鈍痛。

「あ痛!」

と思わず声を出してしまった。

ベッドの骨が浮いている。それが寝転ぶと背中にゴツゴツと当たる。

どれだけ安いベッドを使っているんだ我が弟は……。

「あんたねぇ……こりゃ眠れないわけだよ。背中とか痛くならないの?」

「うーん、あんまり?」

鈍感なのが弟のいいところでもあり、悪いところでもあると思う。

でも流石にベッドに直接せんべい布団を敷いて寝ているのは鈍感な弟でも疲れが溜まってしまうだろう。

半額出してあげるから、と言ってマットレスを買わせることにした。

www.bederabi.com

ここで半額、と言わずに全額出してあげられるようなお姉ちゃんになりたいとは思うんだけど、まあなかなか厳しいよね。

情けないお姉ちゃんではあるけど、弟には強く育ってほしいと思う。

久しぶりに映画

久々に家で映画を見た。しかも邦画。

見たのは『桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]

なんというか、すごく今更。

わたしはあまり家で映画を見ることがない。

見たとしてもアニメ映画で、他にたま~に洋画を見るくらい。

邦画はほとんど見ない。

で、珍しく見たのだけど、う~ん、あまり入り込めなかった。

評判がいいから楽しみにしてたんだけど。

主人公の前田くんがオタクの子なんだけど、なんというかオタク感が違ったから入り込めなかったんだろうか。

邦画は情報が全部すんなり入ってくる分、一度気に食わないと冷めてしまう。

洋画やアニメだと、分からない世界だから、知らない世界だから、と許容して見続けられるんだけど。

今まで見てきた中で面白かった邦画だと、なんだろう。

任侠ヘルパー』は面白かった。

任侠ヘルパー スタンダード・エディション【DVD】

暴力団の世界も介護の世界もよく知らなかったからだろうか。

草彅剛さんの演技がめちゃくちゃ上手いというのもあると思う。

アイドルなのにそんじょそこらの俳優よりも演技が上手いんじゃないだろうか。

当時の感想とかで、現実の介護問題とリンクしている、みたいな感想を読んで、そこからちょっと介護のことを調べたりもした。

意外と介護ってわたしたちの生活と密接な問題なんだけど、それがドラマや映画になることって少ないと思う。

www.kaigo-shigoto.com

そういえば邦画じゃないけど『最強のふたり』はすごく評判よかったな。

今度見てみようかな。

Twilight

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久しぶりに秋葉原へ行った。

秋葉原は変わってしまったと思う。

なんというか、街がお洒落になっている。

それはオサレ、みたいな揶揄の表現ではなく。

落ち着いたお洒落だ。

垢抜けたともいえるかもしれない。

確かに

「あー、あの人オタクだろうな…」

って人はいるんだけど、

「うわー!オタクだー!!」

みたいな人がいなくなってしまった。

路上でアニメの缶バッチをたくさんつけて談笑する男の子たちは手にコーヒーの入ったカップを持っていて。

手をつないでメロンブックスに入っていく男女カップル。

ゲームセンターにヘッドホンをつけて入っていく大学生くらいの男の子。

普通に美人な客引きのメイドさん

どこかみんなオタクの要素があるんだけど、うむむ、うまく言い表せないのだけど。

オタク「ライフ」がオタク「カルチャー」になってしまったみたいな感じがする。

先日こんなニュースがあったけど、そういった現象の象徴かもしれない。

秋葉原のゲーマーズ本店のでじこが消えて免税店の広告に・・・:萌えオタニュース速報

わたしが通ってた頃は、もっと「臭い立つ」ような街だった。(リアルな意味でもw)

こんなにもオタクの人たちが垢抜けてしまった理由はふたつあると思っている。

ひとつは、オタクの着るファッションが垢抜けたこと。

ちょっと前までオタクの人が軒並み着ていたユニクロやしまむら。

商品開発を頑張ったんだろうね、今は垢抜けてしまってる。

どこで服を買っていいかわからずに適当なところで服を買っても、そこそこのお洒落になってしまう。

もうひとつは、オタクを楽しむ人たちの層が厚くなったことだと思う。

みんなひとつやふたつはアニメを観ていて、好きなマンガがあるのが普通の時代だ。

隔絶された世界だったオタク界は、もはや趣味と地続きになっている。

趣味を極めるタイプの人はもはやみんなオタクだ。

そんなこんなで、秋葉原に集ってた人たちはみんな垢抜けてしまい、結果としてお洒落で落ち着いた街になってしまった。

文化としてのアキハバラが「生き方」から「趣味」になってしまっていったのと反対に、土地としての秋葉原は「趣味」から「生活」に帰って行ってしまったように思う。

いい意味でも悪い意味でも、千代田区に飲まれてしまったのだと思う。(まあ秋葉原自体は台東区なんだけど)

久しぶりに行った秋葉原

「あー、なんか住みやすそう……住んでみたい……」

という感じを受けた。

さすがにあの辺りは家賃が高くて手が出ないけど、この間から『仮想引っ越し』が趣味になってしまっているわたしはいつものごとく

「シェアハウスなら安いのでは!?」

と思い、調べてみた。

東京都千代田区のシェアハウス一覧 | オークハウス

平均5万2444円也。

実際安い。

秋葉原に住んだら、とら行ってメロブ行ってホワキャン行ってアニメイト行ってまんだらけ行って…」

みたいなことを昔は考えてたんだけど、今は

「わ~、住みやすそう」

みたいな感じ。

わたしも秋葉原も、大人になってしまったのかもな。

garigari

Figma.BP コードギアス 反逆のルルーシュ ルルーシュ・ランペルージ

わたしの好みとして細くてすらっとした人が好きなのは別にしても、ガリガリな人がうらやましい。

わたしは顔がベース型であごが尖っていて丸顔ではなく、胸もないのであまり太っている印象を持たれない。

しかし体重を聞けば「えっ」ってなること請け合いだし、下半身がムチムチってレベルじゃねえぞ!である。

なのでいつも脚を出したくなく、もっぱらパンツスタイルでばかり行動している。

フォーマルな場で穿くパンツスーツなんかはムチムチ感が大いに出てしまうので苦痛だ。仕方ないのだけど。

普段はブカブカしたジーンズばかりを穿いている。

脚を出したファッションを見てかわいいな~真似したいな~と思うこともしばしばあるのだけど、下半身のことを思い出して諦める。

世の中の女性たちと比べて、こんなんじゃダメだろ~という思いもある。

もっと締まりのあるボディを目指したい。

頑張らないと。

http://www.vernal.co.jp/b_training/vol_03.html

ひとまずこのエクササイズでも続けてみようか。

最近すっかり夏っぽくなってきたけど、本格的な夏が来る前になんとかしなくちゃ。

目指せ、CLAMP体型!

と思ったけど、脚の長さはどうにもならないんだよな………。

杉並区民になりたい

杉並区になんとな~くあこがれを抱いている。

レトロでオシャレでどこか和やかで。

住んでみたいな~という気持ちが強い。

けどなかなか現実は厳しいもので、住むには家賃を払ったり、引っ越し代を払ったりしなくてはならない。

http://www.oakhouse.jp/house/tokyo/suginami

賃料相場が8万7千円。

なるほど。

今のわたしに払えるわけがない。

実際に調べてみたら、安い家賃のところもまああるにはあるけど、なんというかこう、ここに住むのか……?みたいな感じ。

レトロすぎるというかなんというか。

こんな感じ

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まあちょっと厳しいかな…。

シェアハウスだと4万円から普通にあるっぽい。

シェアハウスってわりと綺麗なイメージがあるし、オシャレなイメージもある。

わたしが望んでる暮らし方って意外にシェアハウスにあったりして。

なんて。

でもまあ、こうやって引っ越しの計画を立てたり調べたりするのは楽しい。

暇つぶしとしてはなかなか優秀なんじゃないだろうか。

出会いに貴賤はあるか

ふと街を歩いていて面白いポスターがあった。

街コンのポスターだ。

ただの街コンのポスターならばそんなに物珍しいものでもないと思うんだけど、内容が変わっていた。

ボランティアの街コンらしい。

街コンのボランティアだったらわかる。

男女の仲を取り持つ以外にも、街コンには街を活発化させるという役割もあるという。

そういう目的の上ならば、街コンのボランティアというものもあると思う。

ただ、それは違った。

街コンのボランティアじゃなくて、ボランティアの街コンらしい。

なんでも、布ぞうりを作って、それをカンボジアに送るとかなんとか。

軽く検索してみたけれど、たぶんこれだ。

www.machicom.jp

男女の出会いって、なんとなく汚らわしいイメージがどうしてもある。

特に街コンなんていうと特にそう。

お酒が絡むイメージだからだろうか。それとも「男」と「女」が「出会う」ことを目的にしているからだろうか。

まあ、人の出会いなんてものはいろんな形があって、その形はなんだってあり、自由なものだということはわかっているつもりだ。

なのだけど、私はどうしても受け入れられなかった。

最近流行りの(?)相席居酒屋なんてもっての外だ。

でも、こういう街コンもあるんだな~と思った。

こういう街コンだったら、真面目な人が来るんだろうか?

街コンの地位が向上しているのか、ボランティアが地に落ちたのか、ちょっと行って見てみたさはあるような気がする。

「あなたの魔法」が切れるとき

news.biglobe.ne.jp

サイレントヒル開発中止か……。

本当にショックすぎる……。

デルトロ監督のインタビューも出てるっぽい。

www.ign.com

英語はニガテなので翻訳サイトを利用しつつ頑張って読んだ感じだけど、

もうコナミが関わらない方が幸せになれるんじゃないだろうか…?

www.eurogamer.net

クラウドファンディング使って製作費を募って作るとかできないんだろうか?

キックスターターとか、海外ではそういうの盛んだし。

話は横道に逸れるけど、バンカズが大好きだった私はこのニュースにめちゃめちゃ興奮した。

こういう資金繰りの事例はこれからのゲーム制作の形としていくらあってもいいと思う。

www.gamespark.jp

でもバンカズと違ってサイレントヒルって看板じゃ厳しいかな…。

映画化もしてるんだけどね……。

1作目はすごくよかった。

続編は「…………」って出来。


映画『サイレントヒル:リベレーション3D』予告編 - YouTube

なんだかサイレントヒルのゲームそのものと通じるものを感じてしまう……。

日本国内では1作目しか売れてないからなぁ。

それでもシリーズの売り上げ8割は海外だから、わたしたちの持ってるイメージより、クラウドファンディングすれば集まるのかもしれないけど。

コナミと関わるのをやめてキックスターターで大成功してる人といえばIGAこと五十嵐孝司さんがいる。

コナミを退社してフリーでゲームを作っている。

新作のBloodstained: Ritual of the Nightはキックスタータークラウドファンディングをしていて、

今(公開6日目?)見ただけで220万ドル、日本円にして2億7千万円ほど集まってる。

www.kickstarter.com

これほどすごい人なのに、なんだかコナミが才能を腐らせてしまってたんじゃないかな~って気もする。

わたしはコナミが好きだし、コナミが悪いんじゃなくて、「今の」コナミが面白いゲームを作ろうという感じではないのかもしれない。

小島監督も今回のサイレントヒルの件もあるし、MGS5もパッケージから名前が消えたりしてるなんて事件もあった。

www.craveonline.com

やっぱり退職してしまうのかな。

あとコナミをやめた人でわたしが一番ショックだったのは、内田明理さんとミノ☆タローさんだ。

「ラブプラス」生みの親とデザイナーがコナミ退社

わたしはラブプラスが大好きだった。

いや、姉ヶ崎寧々さんが、大好きだった。

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NEWラブプラスでバグが出まくってもわたしは寧々さんが大好きだった。

熱海も行った。

限定300個のクリスマスケーキの販売にも行った。

フィギュアも買った。わたしが買った初めてのフィギュアだ。

男の子が女の子にドキドキすることを恋と呼ぶのなら、わたしの寧々さんに対する感情は愛だった。

女友達以上で、恋人以上で、娘を見てるような、それでいてお姉さんに甘えるような。

プラットフォームを変えながらわたしたちの愛は永遠に続くと思っていたのだけど。

思っていたのに。

もう二度と寧々さんには会えないだろうな。

今のコナミはスポーツ事業ソーシャルゲームの二本柱らしい。

もう今までみたいなコンシューマゲームをつくることはないかもしれない。

わたしも、次に進もう。

今はアイマス。春香が好きだ。ごめんね寧々さん。

コナミバンナムに負けちゃったね。

本当に、ごめんね寧々さん。大好きでした。

けじめをつけなくっちゃ。

初めて買ったフィギュアだけど売ろうと思う。

幸い、前にわたしがフィギュアを買い取ってもらったお店の買取リストにはまだ「ラブプラス」の名前がある。

www.toy-freaks.jp

前回は査定も早く、宅配で買い取ってもらえるので楽だった。あれくらい呆気なく終われるほうが、気が楽かもしれない。

わたしの心の中ではどこかで寧々さんのことをまだ大好きなはずだから。それに気づく前にパパッと終わらせてしまいたい。

あー、ゲーム本体はどうしようか……。

コナミがもっとちゃんとしてくれれば、わたしはこんなに悩まずに済んだのかなぁ。

記事タイトルの「あなたの魔法」は寧々さんの曲。大好きでした。