恋と愛と情

 

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恋愛

 愛情

 

とまあ、しりとりみたいに繋がっていくのだけど、

「恋」

「愛」

「情」

って全然違うものだなぁと感じる。

もちろん、それはひと続きになっているのだけど。

 

恋をするとドキドキする。

恋ってつらくなるのも含めて、すごく楽しいものだと思う。

それが自分のものにしろ、他人のものにしろ。

人を好きになるワクワク感って、恋だからだと思う。

恋をしてる時が相手に対して持ってるエネルギーも一番みなぎってる気がする。

 

で、恋をして、お互いを好きあって、そのままの流れでいくとより深く相手のことを愛するようになる。

この辺になってくると、すごく暖かい気持ちにはなるんだけど、ワクワクとかドキドキはなくなってくる。

もっと胸が締め付けられるような、だけどとても相手のことが大事で、好きで、失いたくない、そんな気持ちになるのが愛な気がする。

相手のことを愛する気持ちには、恋の始めみたいな「当たって砕けろ」なんて精神はまず出てこない。

ずっと一緒にいたい、相手のことを大事にしたい。

そういう思いが愛のような気がする。

 

ずっと、って願うんだけど、そういう気持ちも長くは続かない。

相手も生き物だから、嫌な部分も見えてくる。

それでもふたりをつなぎとめるのが情なんじゃないかな。

情はプラスの感情ではないんだけど、ゼロからマイナスに好意を落とさないような、そんな役目がある気がする。

「こいつむかつくなぁ~~~…でも付き合い長いしなぁ、いいところもたくさんあるし」

なんて風に、一回消えてしまった愛をまた復活させてくれたりする。

感情にはどうしても波が出てきてしまうけど、それが原因で別れないのは情があるから。

情が残ってたら、よっぽどのことがない限り離れられないから。

 

だから、恋が愛に変わっていくとき、いわゆる恋愛をしているときに「会いたいな」と思ってたら会ったほうがいいと思う。

情を生むのは一緒に過ごした時間の長さだから。

恋をして相手を愛して、その時に「一緒にいたいなぁ」って思う気持ちは、後々に恋や愛が冷めてしまったときにだって離れないための情をつくるためなんじゃないかと思う。

 

恋愛から愛情、しりとりみたいになってるのは当然で、それぞれそういうステージだから。

わたしはもう恋愛する元気は今のところあんまりないけど、いま持ってたりもらえてたりする愛情は大事にしていかないとなぁって思う。